こどもの矯正治療はいつから始める?1期治療の目安とタイミングを解説

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こどもの矯正はいつから始める?1期治療の目安とタイミングを解説【柏市の矯正専門歯科】

こどもの矯正治療はいつから始める?1期治療の目安とタイミングを解説

こんにちは、柏の葉キャンパス矯正歯科の院長の小松です。

「こどもの矯正治療って、結局いつから始めればいいの?」

保護者の方からとても多くいただくご質問です。早すぎても意味がなく、かといって遅すぎると効果的なタイミングを逃してしまう——そんな悩ましさがあるのが、こどもの矯正(1期治療)です。

この記事では、矯正治療を始める目安となるタイミング、1期治療の目的、早めの相談が必要なケース、そして当院での治療の流れについて、矯正専門医の立場からわかりやすく解説します。


こどもの矯正(1期治療)とは?

こどもの矯正治療は、大きく「1期治療」と「2期治療」の2段階に分けられます。

1期治療は、永久歯が生えそろう前の成長期に行う治療です。歯を一本一本きれいに並べることよりも、あごの成長を正しい方向に導き、永久歯がきれいに並ぶための土台を作ることを主な目的としています。

2期治療は、永久歯が生えそろった後(中学生以降が目安)に行う、いわゆる「本格矯正」です。歯並びそのものを精密に整えていく段階になります。

この2つは目的が異なるため、「1期治療をすれば2期治療が不要になる」というわけではありません。お子さまの成長や歯の生え変わりの状況によっては、1期治療だけで経過観察となるケースもあれば、2期治療に移行するケースもあります。大切なのは、それぞれの段階で適切なタイミングを逃さないことです。


矯正を始める目安:前歯が4本ずつ永久歯に生え変わった頃

当院では、「上と下の前歯が4本ずつ(合計8本)永久歯に生え変わった状態」が、矯正治療を検討し始める目安として望ましいと考えています。

学年でいうと、「小学3〜4年生くらい」がちょうどこの時期にあたることが多く、あごの成長と歯の生え変わりのバランスを見ながら、無理のない治療計画を立てやすい時期です。

なぜこのタイミングが目安になるのか

前歯が永久歯に生え変わる頃は、上下のあごの噛み合わせの状態がある程度はっきりと見えてくる時期です。この時点で歯並びや噛み合わせの状態を確認することで、

  • 成長を利用した治療が可能かどうか
  • どのタイミングで治療を開始するのが効果的か
  • 経過観察でよいのか、すぐに治療を始めるべきか

といった判断がしやすくなります。逆に、永久歯への生え変わりが進む前の乳歯の段階では、まだ判断材料が少なく、正確な見立てが難しいことがあります。

目安はあくまで目安

ただし、これはあくまで一般的な目安です。お子さまによっては、もっと早い段階でご相談いただいたほうがよいケースもあります(詳しくは後述します)。「うちの子はまだ早いかな」と自己判断せず、気になることがあれば一度ご相談いただくことをおすすめします。


1期治療の目的

こどもの矯正(1期治療)の目的は、「歯をきれいに並べること」よりも、「成長を正しい方向に導くこと」に重点を置いています。

あごの成長を利用してバランスを整え、将来の永久歯がきれいに並ぶための「土台づくり」を行う段階です。

1期治療で目指すこと

  • あごの成長コントロール:上下のあごの成長バランスを整える
  • 永久歯が生えるスペースの確保:歯が並ぶための十分なスペースを作る
  • 噛み合わせの土台づくり:将来の噛み合わせが安定しやすい状態に導く
  • 習癖の改善:指しゃぶりや舌の癖など、歯並びに影響する生活習慣の改善をサポート

これらは、永久歯が生えそろってからでは対応が難しくなることもあります。成長期だからこそできるアプローチが1期治療の特徴です。

1期治療だけで終わらないこともある

お子さまの成長の状況によっては、1期治療だけで完結しない場合もあります。その際は、永久歯が生えそろった後に「2期治療(本格矯正)」を行うことで、より理想的な歯並び・咬み合わせを目指します。

1期治療を受けたからといって、必ず2期治療が必要になるわけではありません。1期治療の効果や永久歯の生え方によって、2期治療が不要になるケースも珍しくありません。


早めの相談が必要なケース

一般的な目安は「前歯が4本ずつ生え変わった頃」とお伝えしましたが、以下のような症状が見られる場合は、より早い段階でのご相談をおすすめしています。

症状 特徴 早期相談が望ましい理由
反対咬合(受け口) 下の前歯が上の前歯より前に出ている 放置するとあごの成長方向が変わり、骨格的な不調和が残ることがある
開咬(前歯がかみ合わない) 前歯が上下でかみ合わず、すき間があく 指しゃぶり・舌の癖・口呼吸が原因のことが多く、習癖の改善が必要
交叉咬合 片方だけ上下の歯のかみ合わせがずれている 放置すると顔の成長の左右差につながることがある
指しゃぶり・舌の癖 習慣的な癖が続いている あごの成長や歯の位置に影響するため、早めの改善が望ましい

反対咬合(受け口)

下の前歯が上の前歯より前に出ている状態を「反対咬合(受け口)」といいます。

このタイプは、成長期に早めの治療を行うことで改善しやすいのが特徴です。反対咬合を放置してしまうと、あごの骨の成長方向が変わり、将来的に骨格的な不調和(下あごが大きく成長するなど)が残ってしまうこともあります。

早期に治療を始めることで、あごの成長を正しい方向に導くことができ、将来の大きな矯正治療を避けられる場合もあります。※成長には個人差があります。

開咬(前歯がかみ合わない)

前歯が上下でかみ合わず、すき間があいてしまう状態を「開咬」といいます。

お口がぽかんと開きやすかったり、前歯で食べ物を噛み切りにくいお子さまに多く見られます。原因の多くは、指しゃぶり・舌の押し出し癖・口呼吸などの習慣です。

これらの癖が続くと、あごの成長や歯の位置に影響してしまうため、小学校低学年のうちにご相談いただくのが理想的です。早期に改善をはかることで、自然な口の使い方を身につけ、将来の咬み合わせトラブルを防ぐことができます。

交叉咬合(片方だけかみ合わせがずれている)

右または左のどちらか片方だけで、上下の歯のかみ合わせがずれている状態を「交叉咬合」といいます。

この状態を放置すると、顔の成長の左右差につながることがあるため、注意が必要です。成長期に正しい咬み合わせへ誘導することで、バランスのとれたお顔立ちへと導くことができます。


1期治療の流れ

実際に1期治療を始める場合、当院では以下のような流れで進めます。

  1. 初診相談:保護者の方とお子さまのお口の状態を確認し、口腔内スキャンでお口の撮影をして、モニターで解説しながら現状をご説明いたします
  2. 精密検査:歯型・レントゲン・口腔内写真・3Dスキャンなどで現状をより詳しく把握します
  3. 検査結果の説明・治療計画のご提案:検査結果をもとに、治療が必要かどうか、必要な場合はどのような装置・期間が考えられるかをご説明します
  4. 治療開始(必要な場合):装置を使用し、定期的に通院しながら経過を確認します
  5. 経過観察・2期治療への移行判断:永久歯の生え変わりが進む中で、2期治療が必要かどうかを判断します

初診での診察や、検査の結果、「今はまだ治療を始める段階ではない」と判断することもあります。その場合は、適切なタイミングまで定期的な経過観察をご提案します。


1期治療と2期治療の違い

項目 1期治療 2期治療
対象時期 成長期(乳歯と永久歯が混在する時期) 永久歯が生えそろった後(中学生以降が目安)
主な目的 あごの成長コントロール・土台づくり 歯並び・噛み合わせの精密な調整
アプローチ 成長を利用した誘導が中心 歯の移動が中心(ワイヤー・マウスピース等)
必要性 お子さまによっては不要な場合もある 歯並びの最終調整として行われることが多い

1期治療と2期治療は、どちらか一方だけが正解というものではありません。お子さまの成長パターンや歯並びの状態によって、必要な治療は異なります。


柏の葉キャンパス矯正歯科の小児矯正について

当院では、矯正歯科の専門として、お子さま一人ひとりの成長段階に合わせた治療計画をご提案しています。

「とりあえず装置をつける」のではなく、お口の状態をしっかり把握し、本当に今治療が必要なのか、それとも経過観察でよいのかを丁寧に見極めることを大切にしています。

また、治療が必要と判断した場合も、お子さまの負担をできるだけ抑えながら、無理のないペースで進めることを心がけています。保護者の方にも検査結果や治療方針をわかりやすくご説明し、納得いただいた上で治療を進めています。

柏市・流山市・我孫子市・守谷市など、つくばエクスプレス・常磐線沿線エリアからも多くのお子さまにお越しいただいています。


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よくあるご質問

Q1. まだ乳歯が多いのですが、相談してもいいですか?

はい、もちろんです。治療を始めるタイミングでなくても、現状を確認し、今後の見通しをお伝えすることができます。気になる症状がある場合は、早めにご相談いただくことをおすすめします。

Q2. 1期治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

お子さまの状態や使用する装置によって異なりますが、半年〜2年程度が目安です。成長を利用する治療のため、永久歯の生え変わりの進み方によって期間が変わることがあります。

Q3. 1期治療をすれば、将来矯正しなくて済みますか?

1期治療の効果や永久歯の生え方によっては、2期治療が不要になるケースもあります。ただし、すべてのお子さまに当てはまるわけではなく、永久歯が生えそろった段階で改めて判断が必要です。

Q4. 指しゃぶりが治らないのですが、矯正で改善できますか?

指しゃぶりなどの習癖そのものは生活習慣の改善が基本ですが、習癖が歯並びやあごの成長に影響を与えている場合は、矯正治療と並行して習癖の改善をサポートすることがあります。気になる場合はご相談ください。

Q5. 矯正相談だけでも料金はかかりますか?

初回カウンセリングの内容や料金については、当院までお問い合わせください。まずはお気軽にご相談いただける体制を整えています。

Q6. 柏市以外からでも通院できますか?

はい。当院は柏の葉キャンパス駅から徒歩圏内にあり、流山市・我孫子市・守谷市・取手市など、つくばエクスプレス・常磐線沿線の各地からお越しいただいています。


まとめ:気になったら、まずはご相談を

矯正治療の「はじめどき」は、お子さまの成長や歯の生え変わりのタイミングによって異なります。

  • 一般的な目安は「前歯が4本ずつ永久歯に生え変わった頃(小学3〜4年生くらい)」
  • 反対咬合・開咬・交叉咬合・指しゃぶりなどの症状がある場合は、より早めの相談が望ましい
  • 1期治療の目的は「歯並びを整えること」よりも「成長を正しい方向に導くこと」
  • 1期治療だけで終わるケースもあれば、2期治療に進むケースもある

ご家庭で判断するのは難しいことも多いため、少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。お子さま一人ひとりに合わせた最適なタイミングと治療方法を、丁寧にご提案いたします。


柏の葉キャンパス矯正歯科では、初回カウンセリングを受け付けています。お子さまの歯並びや咬み合わせで気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

著者情報

小松 昌平(歯学博士)

小松 昌平 (歯学博士)

矯正歯科治療を専門に行うクリニックとし
千葉県柏市の「柏の葉キャンパス」駅に開業。

経歴

2013年 日本大学松戸歯学部 卒業
2020年 日本矯正歯科学会認定医 取得
2024年~ 日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座 兼任講師
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