リスクや副作用
リスクや副作用
歯みがきが悪い場合には、虫歯や歯肉炎になりやすくなります。治療期間中に虫歯の多発や歯周病が悪化した場合には、やむを得ず装置を撤去し、治療を中断することがあります。また、その際は虫歯や歯周病の治療のため、かかりつけ歯科もしくは当院提携歯科医院へ治療依頼をいたします。
歯科の形態異常や歯数の異常があると、理想的な噛み合わせや治療が困難になる場合があります。また歯の形成や生える時期が遅い場合には、治療開始の遅れや、治療が長期化することもあります。
何らかの理由で歯と周囲の骨が癒着している場合には、歯が動かないことがあります。
予期せぬ理由(歯の動きの遅れなど)により予定していた治療期間より長引くことがあります。歯の移動には個人差があります。また、お約束通りご来院いただかないと、矯正治療がスムーズに進行しません。舌癖や指しゃぶりは舌のトレーニングや習癖除去装置の使用が必要となり、治療期間が延長する場合があります。
患者さまの中には、矯正治療中に歯の根の長さが短くなることがあります。場合により、歯の揺れが生じることや、長期の固定が必要となる場合があります。
患者さまの中には、矯正治療中に歯の神経が失活することがあります。場合により歯の神経の治療が必要となる場合があります。
患者さまの中には、矯正治療中に歯肉の位置が治療開始前より下がることがあります。特に成人以降の患者さまはどの部位でも退縮が起きやすいのですが(ブラッシングの圧力と関係している場合もあります)、特に前歯の歯肉が退縮し、ブラックトライアングルと呼ばれる空隙がみられる場合があります。
当院でご提供しているマウスピース型矯正装置「インビザライン」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2022年7月20日最終確認)。
インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。
国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2022年7月20日最終確認)。
現在世界100カ国以上で提供され、これまでに1,200万人を超える患者さまが治療を受けられています(2022年2月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。